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シェアハウスにおいて、「夢に向かって邁進している人」を条件として掲げている理由


表題の件、そのように掲げている理由をここで説明しておこうと思いました。

お付き合いください。

単純に安直なコンセプトかもしれないが、実はここに至るまで深い理由があります。

当初、うちのシェアハウスは"独自の仮想通貨"をコンセプトにしたシェアハウスにしようと検討していました。

しかし目まぐるしいスピードで文化や情報が過ぎ去っていく今の時代、

流行りのものやコンセプチュアルに掲げるものの賞味期限は早く、

またシェアハウスを立ち上げた本来の目的はそこじゃなく、

そもそも仮想通貨をコンセプトにおいたシェアハウスは既に存在していることから、

"仮想通貨"によるコンセプトは撤廃しました。

本来私が思うシェアハウスの存在意義は

"人と人が繋がることで、​新たな可能性や夢を共有できるコミュニティー空間が創り出せる"

というところだと考えています。

私は、3年ほど前にイベント出演の帰りに

"リバ邸 横浜"(旧)というシェアハウスに訪れました。

そこに住む住人は各々追い求めている目標があり、それをひたむきにこなしている印象でした。

「音楽制作をしてメジャーデビューを試みる住人」

「海外文化をいち早く日本に取り入れ、イベント化している住人」

「ブログのみで生計を立てようとしている住人」など

住人同士、お互いにお互いのことに興味を持ちながら、それぞれの目標に向かって邁進していました。

またそのような住人が暮らすシェアハウスには日々、刺激を求めにやって来る者や興味半分に遊びに来た者、新しいビジネスを掲げて周知活動をする者など

常に多種多様な情報や意見交換がなされていました。

正直、

自分自身、一般企業で働いて、稼いで、その繰り返す日常を過ごすことが当たり前だと思っていたし、同世代の人たちは皆そんなもんだろうと。。

いや、そもそも今を生きる同世代の人たちをバカにしていました。

起業したり、本気で夢を追いかけている人など、そんな不安定な考えを持ち合わせている人は滅多にはいないだろうと思っていました。

しかし"リバ邸 横浜"は、その私の中の常識をぐるっと変えました。

むしろ、自分自身で何かを築き、生活をしている住人がほとんどでした。

私はよくリバ横に宿泊しにいったその夜、住人にこんな質問をすることが多かったです。

「明日とか、仕事は?」

そうすると、住人は当たり前のように

「明日はブログを2件ぐらい更新して、、」

「明日は都内で今度やるイベントの下見と打ち合わせで、、、」

「明日は曲を仕上げて、、、」

衝撃だった。

それと同時にワクワクしたし、その環境に心地良さ まで感じました。

おそらくそれで得られる報酬は微々たるものであったろう。

しかし、本人たちはそれでも続け、日々各々あるであろう目標に向かって、ひたむきにこなしていました。

むしろ、住人から「明日とかって空いてる?」と聞かれた際に

「明日は(会社員としての)仕事で、、、」と言ってる自分が恥ずかしくもなったほど。

できれば、一緒にその"明日"という時間を共に過ごしたかった。

そんな私が 人生で体験したことのない、"コミュニティー"

これこそが、私がシェアハウスを立ち上げる糧になったことは間違いない。

これをもっと地元や地方の若者に味あわせるべきだと思いました。

都内に憧れを抱く若者にこそ、同じようなコミュニティーを体験して、刺激ある日常を送ってほしい。

スマホで完結してしまう現代だからこそ、

一歩外に出て、リアルの場で、ふらっと寄って、刺激を得たくなる、

そんなプライスレスな空間を、今の自分が後世代の人たちに残すべきだと決意しました。

「夢に向かって邁進している人」

なんとも安っぽい表現かもしれない。

しかし、上記で挙げた人たちを集めて、

何をやるにしてもお互いがお互いに興味を持ち、各々掲げる目標に向かって切磋琢磨し合う、

そんなシェアハウスを目指したい。

そのため私は、シェアハウスを0円ハウスなどのような金銭的メリットや、コンセプトハウスとして訴求するのではなく、

人生の路頭に迷った時やこれから何かを起こしたいと思っている人たちに対して、

後押しや道筋を提供し、日々刺激を受けられる "前向き"な環境 を提供し続けていこうと考えてます。

そのようなメンバーで集まったシェアハウスにすることで

先々に不安を抱えた発言をするどころか

先々の目標を見据えたポジティブな発言が多いと日々感じてます。(気のせいかもしれないが、、笑)

ただ、今後も今まで前者だった人も後者になる環境をこれからも提供していくことが、ミッションでもあります。

今は新たな場所で再スタートを図っているが、

私が当時通っていた"リバ邸 横浜"は、近隣住民の配慮から突如姿を消しました。

その時 体験した時間や刺激は、私の中で全て伝説となったのです。

あの時の感動を、もう一度創り上げたい。

内々だけで盛り上がるコミュニティーではなく、

あそこに行けば何か面白い人がいる、面白いことやってるから行ってみようかな、

そんなコンビニ感覚でふらっと寄りたくなるシェアハウスになれたらこの上ない幸せです。

6月20日〜21日のイベントは、シェアハウスアトリエのそんな 再出発の日 にするのだ。


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